ニセコ花園ヒルクライムレース。

 毎年応援に行っていたニセコ花園ヒルクライムレースだが、数年前から従妹の夫も出場しているという話に触発されて一念発起、今年の第8回大会に出てみようかという気になった。

 今年は6月の「週末悪天」にたたられてろくに走っていないが、それでもまあいい順位をとることはないし、まずは完走目的ということで締め切りぎりぎりにエントリーした。

 その昔、けっこう真剣に自転車乗りをしていた頃はよくこのコースを登ったが、最近は前述のとおりこのレースの応援で途中までしか来ていない。その応援場所だったいちばんきついヘアピンカーブを乗り切ることができるかどうかにかかっている。

 天気が悪かったり都合がつかなかったり、あるいは二日酔いなどで事前の試走は2回ほどで、いずれも1時間少々のタイム。そもそもこのタイムでは入賞どころかブービー賞になる可能性もあるが、まあこの1時間を切ることを今回の目標に設定することとしよう。

 レースの数日前に従妹の夫に確認したら、エントリーはしたものの体調不良で今年は応援のみという。お互い励まし合いながら走って肩組んでゴール、なんて考えていたが残念ながらそういうわけにいかなかった。

 10時半のスタートから逆算して8時半にサブのバイクでウチを出、会場で出走サインをすませてアップに出る。ある程度負荷をかけて坂を登て汗をかいてもいいかもしれないが、やはりここは足を温存しておきたいので平地を流す。

 気温はそれなりだが、雲も風もあってじりじりすることなく、この季節としてはむしろ走りやすい気候だ。

 9時半近く、ウチへ戻ってバイクを取り替え再び会場へ。さすがに600人超の参加者でにぎやかだ。

 集合地点では先日の試走の際に一緒になった方や、また応援に回った従妹の夫にも逢うことができた。

 前述のとおり順位も何もあったもんじゃないから関係ないのだが、やはりある程度の緊張感はあり、むしろ適度なそれは気持ちも入るというもの。会場で逢う面々の誰もが「緊張してるぞ」などと言う。

 10時35分、第1陣の5分後に第2陣としてスタート。最初はパレード走行で街中を行く。お祭り会場も通過し知っている顔もあるが、パレードにしては早目のペースに手を振る余裕はなく、ほどなく陸橋を越え登りに差しかかりスタートとなった。ペースが上がるが、ここで変についていって足を使っては後が怖いので、次々と抜かれるもののゆっくりとマイペースで進む。

 スタートから3?、ここからが本格的な登りの始まりで、試走のときはフロントギアをインナーに入れず頑張ったが、今日は疲れて棄権してもいけないので早々と落として足を軽くして回していく。

 ひと登りで元通っていた職場も通過し、ここで「あと10?」の看板を見、まだ半分もきていないといやでも認識させられがっかりするが、ここはまだまだ我慢。そのあと途中にもけっこうギャラリーはいて「お!、山岳賞ジャージがんばれ!」などと声援を受け、変に力を抜くこともできないなあ。やっぱこだわって赤の水玉のジャージなんて着てくるんじゃなかった。

 5分後の第3陣のスタートもボチボチ上がってくる。本格的ロードの人はともかく、MTBやミニベロクラスにまで抜かれてしまうのはちとくやしい。

 ワイスのゲートを過ぎ1車線に入り割合日陰もありほっとするが、きつい登りはこれからだ。

 例年応援しているいちばん急なヘアピンカーブに差し掛かる。足も呼吸も苦しいが、昨年までの応援で顔見知りになった人もいて休めない。もっとも休んだらそこから走ることはできなくなるから再び我慢我慢で登り切った。

 やや斜度は緩くなったものの、ここからがまだ3?ほどあり、またしばらく行ってほぼ平坦になってもまだ最後の500mがあって、ここからラストスパートと言いたいところだが、足もつりそうになっていま一つ力が入らない。結局相前後して走っていた人にも離され追いつくことはできずにゴール。

 タイムは58分14秒、完走158人中136位という成績。欲を言えばもう少しタイムがよければというところもあるが、毎日走っているわけでなし、もうすぐ54になるという年齢を考えればこんなもんだろう。いちばん早い人で30分台前半、同じクラスでトップは34分くらい、さらに年齢が上のクラスでも30分台後半で走ってくる人もいるが、そういうレベルの人とは比べるのがそもそも間違いとも思う。

 しかしレース中は「もう来年は出ないぞ」と思って登っていたものの、ここで目標タイムとして55分台を切るという新たな目標ができ、いまはもう来年のエントリーを考えているのであった。